『レスボスの彼方』連載に当たって思う事など

私は今、「ミッドナイトノベルズ」と言うアダルト向けサイトに『レスボスの彼方』と題して小説を連載しています。
まぁ、今の処見向きもされておりませんが・・・
尤も其れは端から折り込み済み。
「読んで頂きたい」と言うよりも、「ビアンとして、私の体験を残しておきたい」と言う意図が勝っているからです。勿論、読んで下さったなら、泣いて歓びますけど。
ところで、今年、私は40歳になりました!
此の年齢って、ビアンセックスの観点で考えると、そろそろ微妙な「お年頃」なのです。
30代迄は「お姉様、素敵!」と、もて囃された私も、既に深い関係にある女の子(「恋人」)を除いては、寂しい限り。
若くて綺麗な(「可愛い」とも言いますね)女の子達は、同世代同士でくっついて、イチャイチャしているのです。
私は、そんな光景を指を咥えて見ている、と言う状況・・・(介入はしてませんよ、と言う意味)
処がです。そう言う私の「悪癖」を知り尽くしている「恋人」は、私が「醜態」を見せる度に、「涙の洪水」と相成るのです。
調子に乗っていると、或る日突然「お別れしましょう」と言われるかも・・・。
「幾多の修羅場」を潜って来た私を甘く見るなよ!と強がってはみるのですが。
さて、改めて考えて、過去を振り返ると、其の「修羅場」とやら、他人様に伝わる体験なのだろうか?
私独りが勝手にそう思い込んでいるだけなのでは?
少し難しく言うなら私の「修羅場」は「一般化」出来る体験(「ビアン・あるある」?)なの?
其れとも他の女の子にはご理解頂けない「ヘンタイ女」の特殊体験に過ぎないの?
いや、だからぁ、そんな事はどちらでも良いのです。
体験を書く、とは言っても、小説と言う形を取る限り、また「小説家になろう」サイトの規定に従う限り、「掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません」ので、飽くまでも実体験を折り込んだフィクション、と言う方が、正確ですね。
其の行為を通じて、自分の過去を客観的に見詰め直す事が出来るのなら、40歳と言う「ビアンの節目」は絶好の機会、なのかも知れませんね。
若し、あなた様のお目に止まって、ご一読頂けましたら、誠に幸甚に存じ上げる次第です。
かしこ
文月 華 拝